人手不足は介護業界の大きな課題になっていますが、地方都市ではその問題はより深刻です。そのため、地方の介護職では比較的容易に働き口が見つかります。地方への移住を考えている人にとっては、介護職は穴場と言えるでしょう。しかし、だからと言って安易に転職先を決めずに移住しては、リスクが高いのは当然です。転職を成功させるコツを確認しておきましょう。
まず、事前の情報収集は怠ってはいけません。「人手不足の地方だから働き口はすぐに見つかるだろう」と考え、就職先が決まる前に移住してしまうと様々な問題が起こります。移住先と最寄りの介護施設が意外と遠かったり、車なしでは生活ができない地域だったり、移住先の施設がどこも求人を出していなかったりという可能性があります。地域の特色や確実に働ける施設があるかなどを徹底的にリサーチしておくべきです。
介護職専門の求人サイトを使うのも、良い手段です。総合的な求人サイトでは、全ての事業所を網羅していなかったり、情報が少なかったりするため、転職のイメージが付きにくいことがよくあります。介護職専門の求人サイトであれば、地方の求人も細かく掲載されているので、活用してみましょう。IターンやUターン就職をサポートしている機関に相談してみるのも良いでしょう。どの地域でも介護職で働いてくれる人は、喉から手が出るほど欲しい人材です。サポート機関では、介護職求人の情報を豊富に持っていることが多いのです。